サファイア青少年グローバル交流センター

お知らせ

2026/10/31

センター長交代のお知らせ

センター長交代のお知らせ

リニアモータの原理を教える四方先生

― 10年の歩みを、新しい世代へ ―

サファイア青少年グローバル交流センターは、2026年9月より、吉田樹生(よしだ しげき)先生(神戸市外国語大学)を新たなセンター長としてお迎えしました。

2016年のセンター設立以来、10年にわたりセンター長を務めてくださったのは、四方義啓(しかた よしひろ)名古屋大学名誉教授です。数学をご専門とされる四方先生には、センター発足当初から、数理・情報教育について多くの示唆をいただきました。数学は教室の中だけにあるものではなく、私たちの生活や社会、そして世界のさまざまな現象と深く結びついていることを、折に触れて私たちに教えてくださいました。また、長年にわたる海外での研究・教育活動を通して築かれた幅広いネットワークを生かし、とりわけヨーロッパの教育関係者との交流の扉を開いていただきました。現在のサファイアの国際教育活動の基盤には、四方先生がこの10年間に築いてくださった多くのつながりと、そのご尽力があります。心より感謝申し上げます。

そしてこのたび、その歩みを受け継ぎ、新しい世代へとつなぐセンター長として、吉田樹生先生にご就任いただきました。吉田先生とサファイアとの出会いは、現在の Sapphire Online Studies(旧・てんがらもん寺子屋)にさかのぼります。オンラインで学ぶ生徒たちの講師として教育活動に携わっていただいたことが、今回のセンター長就任へとつながりました。

吉田先生は東京大学で言語学を学び、ネパールで話される少数言語「ガレ語」の研究に取り組んでこられました。博士論文『A Grammar of Ghale』(ガレ語文法)では、長期にわたる現地調査をもとに、ガレ語の包括的な文法を記述されています。この研究が高く評価され、2026年3月、東京大学総長賞、さらにその中でも特に顕著な業績に贈られる「東京大学総長大賞」を受賞されました。東京大学総長賞は、学業、課外活動、社会活動などにおいて特に顕著な業績を挙げ、他の学生の範となり、東京大学の名誉を高めた学生・団体を表彰する制度です。その中でも、活動実績や学業等が特に顕著であると認められた者に「東京大学総長大賞」が授与されます。

四方先生が私たちに示してくださった「数学・数理の視点から世界を見ること」。そしてこれから吉田先生とともに広げていく「ことばを通して人や文化、世界を理解すること」。専門分野も世代も異なるお二人の研究者ですが、その根底には、学ぶことによって世界を広げ、若い世代に新しい可能性を届けたいという思いがあります。サファイアは、四方先生が10年間をかけて築いてくださった大切な財産を受け継ぎながら、吉田新センター長とともに、新しい10年へと歩み始めます。海外で学ぶこと。異なる言語や文化に出会うこと。そして、世界を舞台に自分自身の可能性を広げること。これからもサファイア青少年グローバル交流センターは、若い世代の「学びたい」「世界を知りたい」という思いに寄り添い、新しい学びと出会いの場をつくってまいります。

四方義啓先生、10年間、本当にありがとうございました。そして、吉田樹生新センター長とともに、サファイアの新しいステージが始まります。

代表理事 白拍子新

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